資格or手に職を持つということ:どこでもやっていける強み

私は薬剤師の資格持ちです。兄弟も全く別の資格持ちですし、親も会社員時代に取得した資格を活用して、定年後の収益を少ないながらも確保しています。

 どこでもやっていける力をつける

親がかつて仕事で苦しんだときに資格に助けられたということ、その時期が我々子供達がちょうど進路選択をすることだったということなどから、我が家は資格を取るということについて自然と強く奨励されていた、そんな気がします。

その是非はまだ分からないものですが、確かに全国どこでもやっていける資格であったりスキルを有するということは実は自身の選択肢を広げるためのツールとしてとても強力だと思えています。

今私は、薬関係の仕事ではあるものの薬剤師とはちょっと違う仕事をしていますが、年齢的にもまだまだ薬剤師の仕事を選ぶことはできそうです。

例えば旦那の実家に居候させてもらってパート薬剤師をする、となった場合でも、1500~2000円の時給は確保可能だし、同居までいかなくとも住宅費も、5万円程度の家賃を払えば今より広い家に住むことも可能のよう。

むしろ出費が抑えられる分、貯金のペースもフル共働きとそんなに変わらず済んだりするかも?(皮算用…!)

友人で、薬剤師をして生活費を稼ぎながらシンガーソングライター(!)になったという子もいます。

出産までは忙しい職場でバリバリ働いて、退職して子育て専念した後はパートで復帰した子もいます。

子を産む性である女性は本人が望もうと望むまいと環境の大きな変化を迎える機会が複数回あると思います。

そのようなときに、「まぁどうだってなる(できる)わ!」という心でのぞめる要素が資格があることで少しでも増えるのは有り難い。

とあるベンチャー企業創業者との話

いろいろとありまして、ベンチャー製薬企業創業者の邸宅@アメリカにお邪魔させていただき、お話を聞いたことがあります。まぁーすごかったな。郊外のウン億円(後で調べた・笑)のひろーい住宅に、食器とか暖炉とかいちいち調度品が一流で、ダイニングルームにはこの家と同時期作の狩野派の金屏風がかかっていたり。。。。( ̄ー ̄;

あ、ずれましたねハナシが。

つまりはその方は医者だったので、借金をかかえたとしてもいざとなったら医者の仕事をすればよいと考えてトライした、という言葉が印象に残っています。リスクを取りにいけるためのセーフネットがあるから不確定な世界に飛び込むことが可能だったということですね。

(もちろん子供がいないDINKSだったということもあるとは思うけど!)

もちろん「背水の陣」が成せるパフォーマンスは時にものすごいパワーだとは思いますけれど、個人的にはリスクテーキングのための管理って大事だと思います。人間、攻めだけでは難しいフェーズというのは必ずあるし、年代を重ねるごとに守るものは増えてくる。そんなとき、逆にここまでならOKといった線引きをきちんとしてからものごとに望む方が選択は自由になり得ると思います。

自分がどのようなことに価値観を置いていて、どのように生きたいのか。

それをなしえる手段は何か。

ダメだった場合どのような選択ができるのか。

これから起こる様々な選択の場面において、後悔の少ない生き方、自分自身で説明がつく生き方をしたいなと思います。