最近、いくつか考えることを怠けていました。
仕事に対してもひたすらにモチベーションが下がっていました。
- 旦那が忙しくなって、家庭を協同で維持する場合に旦那の比率があまり期待できない
- だったら仕事のペースをコントロールしやすい自分がその分をカバーすべきではないか
- 子供の教育や食育のためにも、自分が家庭に入る比率を高めてゆるやかに生活したほうがいいのでは
- 産休明けて忙しい生活になるのが不安
などなど。
今もあまりそれは変わっているわけではありません。
ただ、辞めてしまって家庭との両立がよりしやすいと思われる薬剤師パートという選択肢もいいかなと思う自分もいました。
でも。
先日のクローズアップ現代で免疫チェックポイント阻害剤の話を真剣に見ている自分がいたりすると、自分はこういう最先端の科学とかが好きなんだなと再認識させられます。
子供・旦那、そういう「家族」を抜きにした、個人としての自分であれば、こういう最先端の科学に何らかの形で関わるというのが私の中でのそもそもの仕事への動機であったことを思い出しました。
同時に、最近すべてがすべて家族のスケールで考えていて、個人としての自分について考えることがなかったな・・・と思いました。
それが決して悪いことでもなく、むしろ自然の流れなのですが、それでもまぁ自分の全ての芽をつぶすことはなかろうなという思いです。
薬剤師には(たぶん)もう少し後でもなれる。
今は今をもう少し続けてもいいかな・・・と思いました。
そんな風に思っている中でもう一つ、東洋経済の中でノーベル賞を受賞した大村先生について書かれた記事を見て、襟を正す思いになりました。
なんというか、大村先生すご杉内です。
遅咲きの研究者ながら研究テーマの選び方、研究の仕方、産学連携で金を研究現場に引っ張ってくることのできる才覚。それから法人経営者として独学でプロもうなる財務知識を蓄えたこと。美術への造形が深く地域貢献もしつつ、教育者として何人も育て上げたということです。
英語で論文を書くことにこだわったこと、後発であることから畜産動物に的を絞ったことなど研究の「勘」もすごい。ばんばん論文を出していくのもすごいな。
ちょうど同じ号で特集されていた「非認知能力」のうち、いわゆる「やりぬく力」が卓越していたのだなと思います。
私にはないなー。やり抜く力。仕事のやり方に対する嗅覚はあるほうと思っているけれど、短期的に終わってしまったり目移りしたりして結局何かをも成し遂げていない感じ。
今結構時間があるはずなのに何にもしていない自分が恥ずかしくなりました。
今しかできないことには集中したい。
そのうえで、確かな成果をだしたい。
要は、
- 今抱えている仕事について取り組んできちんと成果にする。
- 無駄な時間を極力作らず、大事なことだけに集中する。
こういうことを大事にしたいと思います。
実際、我ら夫婦はどちらも時間の使い方がうまくなくてだらだら遊びばかりになっていたけれど、最近旦那は転職してから驚くほどに勉強三昧。こうゆう例を見ていると、何かものごとの達成にはある程度の強制力は必要であるということ、自らの意志で選んだ動機づけがより効果的であること、もちろん本人の性格(好きなことだったらひたすらできる)もあるでしょうけど、それらは有効なように感じました。
私も、自分がなぜ仕事、それも今の仕事をしたいと思ったかにもう一度立ち返りつつ、人生で何を成し遂げたいかを考えて行動しようと思えました。
大村先生の爪の垢の万分の一でも飲んで・・・頑張ろう><