理屈だけではない、矛盾を抱えたうえでの選択など。

例えばなんですが、両親はとにかく食費によくお金を使い、それについては問題意識を持っています。

食費高騰の要因のひとつは父が知り合いの卸さんから大量に食品を購入するからなので、父も食費高騰を懸念するのであればそのあたりもう少し考えるように言うのが合理的だと思うのですが、母は父に遠慮してそれを言えないという。

男の人はちょっとだけ買うというのがメンツが保てないだとか、持ち帰るものは美味しいものが多いとか、こうやってコミュニケーションを取ることが彼のストレス解消、ギャンブルするよりよっぽどいいと。

私から見たら全然合理的でないというか、結局問題の解決に全くなっていないと思うのですが、そういう対応を取らないということは結局真には食費のことを気にはしていないのだなと思います。ちなみにダイエットでも同じです。

別にそれが悪いというわけではなく、これが夫婦の選択なのであって、必要以上に他者が関与するべきではないのかなと思っています。

何というか、非合理的な選択であってもそれをよしと思っている限りそれが本人たちの一番心地よい選択なのだろうという。

うまく言えないのですが、行動経済学だったり、シーナ・アイエンガー教授の「選択の科学」などでそのあたりの感情が説明できるのかなと漠然と感じました。

自分の選択については自分が責任を持って考えて行うということ。

他者の選択については思うことへのアドバイスはするものの最終的な選択は本人がおこない、必要以上に干渉しないこと。

というラインが必要なのかなと思いました。

考えがうまく言語化できないので、行動経済学などについて見てみようかな。