晴れてよし、降ってよし、いまを生きる

今日はなかなかに辛い日でした。

午前は体調が悪く子供を任せて臥せってしまい

午後は子供が全く寝ず、ちょっとでも置けば泣いてほとんど何もできない状態でした。

したいことがあった分すごくイライラしました。

そんな、心のエアポケットに入り込んでしまったときにこの本がしみます。

晴れてよし、降ってよし、いまを生きる: ~京都佛光寺の八行標語~

母が雑誌で目にして非常に興味を持っていたので旦那にお願いして本屋で買ってきてもらったのです。

お寺の門前に掲げられている標語を集めた本です。

こういう「良い言葉」系の本はちょっと説教がましく感じてあんまり好きではなかったのですが、この本は言葉だけでなく写真もとてもきれいで、何より読みやすく(笑)、なかなか良かったです。

何より母がすごく喜んでくれたのも嬉しかった。押しつけがましくなく寄り添ってくれるところが心を病んだ経験のある母にはすごくよかったよう。年を取ったときの本の贈り物は見やすいものがよいですね。

今日は、

落ちる葉が土を肥やすように不要に思えることも心を育てていく
という言葉の日だなと感じました。
何よりなるほどな・・・と思ったのは、実はまえがき部分。
お寺には深い悩み・苦しみを抱えるひとも多く訪れるけれど、これらの言葉によって気づきを得て、根本が解決できないとしても視点を変えて苦しみが少しでも和らげばという気持ちで書いているそうです。
他にもいくつか、好きな標語を備忘録に。
はやく咲いてほしいながく咲いてほしい
私の思いにかかわらず花は咲き花は散る
泣いても 笑っても じたばたしても
にげても さけても
起こる物ごとならば「ようこそ」
ない ないと数えはじめると渇いてくる
ある あると数えはじめると満たされてくる
どうにも ならないことは どうする 必要もない
晴れてよし 降ってよし 勝ってよし 負けてよし
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