悪阻になりやすい人・なりにくい人&中医学的説明

実は我が家は現在ベビーブーム!です。

最近、私の姉にも妊娠が発覚しました。

でも姉は吐き悪阻がひどく、あまり活動ができる状態ではないとのこと・・・。

正直、母も姉も悪阻がひどかったので私も覚悟していたのですが、血のつながった身内なのに、私は悪阻があまりありませんでした(どちらかというと食べ悪阻)。ちなみに祖母もあまりなかったらしく、隔世遺伝なのかという話にも(笑)

そんなところからちょっと興味が湧いてきまして、いわゆる悪阻が重い人、軽い人に傾向はあるのか、また中医学の観点で説明が可能なのかをちょっと考えてみました。

悪阻が軽い人の特徴

ネットで調べた限り、こんな特徴が挙げられるそうです。

  • 胃腸が強い
  • 冷え性でない
  • 運動をして体を鍛えていた
  • タバコやお酒が好きだった
  • くよくよしない、ストレスを溜めづらい性格

・・・うん、なんだか私にはすべて当てはまっているかも(⌒_⌒;

胃腸はそんなに面倒なことになってないし、ちょっと冷えがあるけどそうでもないし、運動していたし、お酒好きだったし、一晩寝れば気持ちのコントロールがある程度は可能だし。

そういえば姉や母はどちらかというと心配症なところがあったりしているかもなぁ。

まぁ、後は匂いや音、それからその他ストレスに過剰にさらされない環境だったり、睡眠や休養がきちんと取れていたりなども関係あるのかもしれませんね。

中医学からみた悪阻の病態

まず最初に、漢方理論では消化管の部分は「脾胃」と呼びます。

これまた西洋の概念とは異なり、食物を消化・吸収してエネルギー・栄養分・水分等に分けたうえで排泄に至るまでの全ての工程を指しているとのことだそうです。

そして、中医学的には、胎児(中医学では「きれいな血のかたまり」と解釈しているそう!)が体内にでき、子宮が膨らむに従い、「気」、特に「胃気」の巡りが悪くなることから悪阻が始まると解釈されるようです。

胃の気がのびやかに廻らず、胃気が下降することなく上に上がり(胃気逆流)、また気の乱れが脾胃の活動を停滞させ、脾胃には水分がたまっているにも関わらず、血管などへは水分が十分にいきわたらない状態になります。

うーん、推察ですが、「虚証」を示しやすい方、特に気血不足に陥りやすい方、それら気の乱れに敏感な方は悪阻がひどくなるように感じられました。

書いてしまえばなんだって感じですが、中医学的にもきちんと説明されているんですねぇぇぇ。

姉にはそれらも踏まえた漢方をお勧めはしたのですが、やはり漢方といえども妊娠初期に摂取することは抵抗があるようです。

ではどんな食べ物だったら効果がありそうか?についてはまた次回。