先日、大学時代の知人から連絡があり、用事のついでに会ってきました。
私の前職絡みで知りたいことがあるとのことで、そんなことがない限りまずお互い連絡を取るほどの間柄ではないのですが、別に隠し持つような内容ではない（守秘義務のかかる内容でもない）のでできる限り知っていることを伝えたりしました。
その子は妊娠・出産を機に育児がしんどいと前職に伝えて企業を退職、地元に戻ったとのことですが、知人の話を総合すると大体こんな感じ。
- プロジェクトベースだから抜けるなら長期の方がいいという建前で年子で出産、長期の育児休暇を得る。
- その間に会社のデータを中心に使って社会人PhDを取る。
- 並行して起業準備。
- 無事PhD取得、退職、地元で起業。
…うーん。ね。（コメントしづらい）
個人ベースではほんとすごいよね。子育て中とはいえ社会人PhDを取るのは並大抵のことではないでしょう。起業もすごいね。
でもさ、会社は損失丸抱えだよね…育休中の給付金は会社から直接出ているわけではないけれど、それでもゼロからお金が湧き出るわけではなし、会社も負担しているわけで。
そもそも育児休暇は復帰する前提での休みだからね。
ぶっちゃけ私も出産後辞めたけど、本当に自分ではどうしようもできない配偶者の転職だし、すでに産休入っちゃってたし、その事実を伏せて育休取り続けることもできただろうけど良心の呵責に耐え切れず、というか迷うこともほとんどなく産休だけで退職したわけですが、まぁそんな事例一つ一つを比較できるわけでもなくそこでの自己語りはどうだっていい。
頭がいいからこそ、こういった人生の計算がものすごく上手で、詰め将棋のようにステップを進めていけるんだろうなとは思うんだけれど、こんな感じで育休を活用し倒されちゃうと社会的な敵意は集めるよね。これだから子持ちママは…とか育休いいよねとか言われる温床を作っているよね…とモヤモヤしました。ちゃんと本人も自覚持ってましたよん。だから詳細は伏せてたんでしょう。
私に連絡とってきたのも情報を取りたいからだっていうのも分かっているけれど、私自身はできるだけgive多めでありたいと思っているのでそれも全然いいんだけれど、あ～お人よしだな自分、こんな風にうまい感じには全然生きられないぜ～この子は今後もこんな感じでいろいろ情報を取って自分の利益を最大化するように動き続けられるんだろうな～とちょっと哀しくもなりました。笑
私はうまいように生きられているようで全然うまく生きられてないよね。と言われることがありまして、ほんとそのとおり。うまいように生きられているように見られがちなのでそれもそれでヘイトを集めがち。はひ～哀しい。それならそれでもっとうまくしたたかに生きたいような、まぁそういった人生の細かい計算ではなくて誠実ベースで心のままにやれた方が気持ちはいいのかな、とかも思いつつ、とりあえず金を仕事のファクターにしすぎずとも済むように株とか資産形成はやっぱり頑張ろうと思いました（謎の着地）。
とりあえず、その子との結論は、地方移住＆職住近接はいいぞ。でした。